About三田祭について

 三田祭は毎年11月に慶應義塾大学三田キャンパスで開催される、来場者数・参加団体数ともに日本最大規模の学園祭です。




 昭和34年から三田祭の名称で続いている学園祭は、秋の風物詩として定着し、非常に多くの方々にご来場いただく一大イベントです。
日々の鍛錬の成果を発表するステージ企画や、さまざまなジャンルの料理を楽しめる国際色も豊かな模擬店企画、文化系サークルの特色ある企画など、華やかで娯楽的要素のある企画に加えて、ゼミナールの研究発表や各界で活躍する方の講演など、学術的な企画も充実しています。
 開催にあたりましては、三田祭実行委員会が大学から資金援助を受けず、資金の獲得から、講演者、外部団体との交渉、トラブルの解決など、運営に関わる一切を自律的に行ってきました。これは大学における課外活動の原点を示すものといえます。
 今年の三田祭は「輝け個々に、彩れ此処に。」をテーマに開催されます。コロナ禍以前の三田祭を超えるような活気あふれる雰囲気の中で、塾生たちは各々の個性を存分に発揮してくれることでしょう。受験を希望される方や地域の皆様など、ご来場の皆様にも是非塾生たちの姿をご覧いただき、三田山上でのひと時をお楽しみいただければ幸いです。学術活動や課外活動の成果発表を通じ、新たな交流が生まれ、お互いに良い影響を与え合うという好循環が生まれることを大いに期待しています。
 最後になりますが、多くの皆様のご協賛、ご寄付を賜りましたことを、ここに厚く御礼申し上げます。

慶應義塾塾長 伊藤公平




 この度は第66回三田祭にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
 今年度、第66回三田祭のテーマは『輝け個々に、彩れ此処に』です。昨年度の第65回三田祭は、4年振りに人数制限を設けない完全対面での開催となりました。第66回三田祭では、学園祭としての景色を取り戻す段階から、更なる高みを目指す段階に変わっていると考えています。塾生各々が輝いている姿が、来場者の皆様の心に輝きを灯し、塾生と来場者が一体となって彩られる三田祭がより鮮やかなものになって欲しい、という想いからこのテーマを付けました。
 三田祭は、参加する塾生が乗り越えてきた苦労や積み重ねてきた努力が輝きとなる特別な空間です。そして、その輝きを来場者の皆様に最大限お届けすべく、参加団体・三田祭実行委員会は準備を進めて参りました。
 三田祭の景色は塾生だけでなく、来場者の皆様も交えて、双方向で織りなされる景色です。両者が抱く想いはその時々で異なるからこそ、同じ景色は二度もありません。その瞬間瞬間が持つ尊さこそが、私が思う三田祭の良さだと確信しております。唯一無二の塾生の輝きを皆様、是非ご堪能ください。
 三田祭期間中に、何かお困りごとがございましたら、お近くの赤い法被を着た委員にお気軽にお声がけください。委員が誠意を持って、全力でサポートいたします。
 末筆ながら、大学関係者の皆様始め三田地域の皆様、ご協力企業の皆様、そして参加団体の皆様、第66回三田祭開催にあたりご尽力いただきました皆様に委員を代表して厚く御礼申し上げます。

第66回三田祭実行委員会委員長 武田英樹