#03Cheerleaders UNICORNS

「応援」から派生した「競技」チアを専門としたサークル。2分30秒の大会演技時間に、練習で培った技術と熱い想いをかける。後夜祭では彼女たちの素敵な笑顔と熱いパフォーマンスに注目だ。

野村かすみ キャプテン
那珂朱理 渉外担当

―本日はお忙しい中ありがとうございます!今回の本題「青春の1枚」のお話に入っていこうと思います。これは去年の三田祭後夜祭のお写真ですよね。

野村: はい、そうですね。後夜祭の最後の技の写真です。
那珂: この写真が後夜祭のラストシーンです。みんなで、「We are UNICORNS!」って言っている瞬間の写真です。なぜ後夜祭を選んだかというと、三田祭は最高学年にとって最後の学園祭であり、このメンバーで楽しく演技できる最後のイベントだからというのがあります。また、後夜祭が終わるとA,B,Cの3チーム別々の大会に向けた練習に入ってしまうので、38人全員でひとつの演技をできる最後の機会であるという位置づけもあります。そういう思いを込めて臨んでいるのが後夜祭だと思って、「青春の1枚」に選びました。
野村: 大会ではできないような技や見せ方もできるので。
那珂: そうですね、大会では点数にならないけれど、学園祭で出すとわーっ!とわくような技がたくさんあるので、そのような技を取り入れたりします。同じ三田祭でもお昼のメインステージでは大会演技もやっていて、難しい技も多いので緊張した雰囲気で演技するのですが、後夜祭ではその緊張から解き放たれた雰囲気なので、とても楽しいですね。
部員の中でも大会に出られない子もいるので、三田祭は部員の中でもモチベーションになっていると思います。

―大会の話が少し出ましたが、皆さんの1年間の活動についてお聞かせください。

野村: 私たちは大会を大きな目標として活動しています。1月の代替わりで始まり、6月と12月の全国大会がメインの目標です。
那珂: 大会以外には、例年三田祭やSFCの七夕祭に出演しているのと、いろいろな企業の方からオファーが来たらイベントに出演するなどの活動をしています。

―では大会についてもう少し詳しく伺いたいと思います。

野村: 6月の大会で上位に入った場合に、8月のJapan Cupという全国大会に出場できます。トップが集まるような大会なんです。

―なるほど、青春ですね。単なるパフォーマンス団体というより、むしろ一種のスポーツチームのようですね。

那珂: そうですね。大会のために日々練習をしています。その成果を皆様に発表したり、家族や友達に「こういうことをしてるんだよ」と見せたりする機会が、三田祭などのイベントです。

―体育会のような厳しい練習の背景にはそういう理由があったんですね。そういえば、サークルが結成されたのはいつ頃なのですか?

那珂: 私たちが23代目です。

―長い歴史をお持ちなんですね。OGの方とのつながりなどもあるんですか?

那珂: 現在、幼稚舎でのキッズチアをOGの方が設立していて、何人かがそのサポートをしています。慶應での縦のつながりは今つくっている最中という感じですね。

―なるほど。これからもどんどん成長していくということですね。

―三田祭自体の練習はいつ頃始まるんですか?

那珂: 夏合宿後の8月末くらいから、ひとつずつ演技をつくっていきます。

―かなり早く始められるんですね。夏合宿ってやっぱり大変なんですか?

那珂: 今年は3年目なのもあって、きついというよりは充実感のあるものになったと思います。
野村: そうですね、今年はそんなにきつくはしなかったです。意図的に。(笑)
那珂: きつい年は、朝6時に起きて寝ぼけながら筋トレしたりしました。
野村: ほぼ寝てます。
一同: (笑)
那珂: 私たちが1年生の時は本当にきつい合宿でしたね。学年によってどういうチームにしたいのかが違っていて、それによって合宿も変わってくると思います。

―ちなみに、今年のチームで大切にしていることはなんですか?

野村: 今年のチーム目標を「Change」という言葉にさせて頂いてます。副題に「全員がAチーム」というのをつけています。やはり大会になると3チームに分かれて、それぞれ目標が違ってくるので、意識の差が生まれてしまうことを問題視していて、全員がAチームの意識を持つというのを目標としています。
那珂: Aチームとして出場する16人は、チームの顔として、大会に出られなかった子たちの気持ちも含め、最高の演技を本番一発の2分半で披露しなければならないという思いがあるので、そういう覚悟というか責任感を持って臨みたいと思っています。そういう気持ちを全員が持つことによって高め合えるし、今年は初心者がすごく多いBチームも難易度の高い技をやっているので、Bチームが頑張っている姿や後輩の姿を見ると、もっと頑張らなきゃ!と奮い立たされる部分があります。そういった意味で、「全員がAチーム」という目標はまだまだではあるけれど、徐々に達成されつつあるのかなと思います。

―なるほど。今、初心者の方も多いと伺って気になったのですが、お二人はどうしてCheerleaders UNICORNSさんに入ろうと思ったのですか?

野村: 私は中高はバレーボールをやっていて、経験者ではありませんでした。姉が競技チアをやっていて、それを小さい頃からずっと見ていて、大会ってぞわぞわってくるものがあって、大学からはやりたいなと思っていました。慶應にもチアは3団体あるけれど、自分がやりたいのは何なのかを考えたときに、大会がメインだなと思ったので、UNICORNSに入りました。あとは、すごく雰囲気がいいな、と思っています。サークルだけど気持ちは体育会でやっているというのがすごくカッコいいし、けれどいつもシビアな感じではなくて、喜べるところは喜ぶ、厳しいところは厳しいというメリハリがついているというのも選んだ理由です。
那珂: 私は、もともとチアは考えていなくて、むしろマネージャーとかを考えていて。
野村: え!そうなの!初耳。(笑)
那珂: そうなの。(笑)もともと體育會のマネージャーをやろうと思っていて、でも、何をするにしても忙しくしていたいし、忙しい中で得られるなにかを感じるのがすごく好きなタイプなようなんです。高校の部活も上下関係とかが厳しくて、練習もすごくハードだったので、何か大学生活を捧げられるものをやりたい、というのは最低条件にありました。
それで、私の親友がSongleadersさんに入ることをずっと考えていて、受験勉強中の高3のときに三田祭を一緒に見に行ったんです。その子がずっとSongleadersさんに入るって言っていたので、「じゃあ私はチア入ろうかな」って軽い気持ちで体験に行ったんです。それが、体験に行ってみたらスタンツも楽しかったし、雰囲気がしっくりきて、その日の帰りに入部届をもらって、一発で入部を決めました。一目惚れですね。(笑)

―皆さん入ってきた経緯は人それぞれでも、そこから一つの目標にむかって頑張ってきたんですね。

野村: そうですね。最初の入部の経緯が違う人がたくさんいるので、求める目標などでいろいろ衝突したりもします。でも、それは大学のサークルという点では避けられないと思っているので、なるべくみんなが同じところを目指せるような目標づくりを心掛けています。

―それが「全員がAチーム」という目標なんですね。

野村: そうですね。

―それでは、後夜祭の話に戻って、観客の皆さんや後輩に伝えたい思いを教えて頂ければと思います。

野村: 大会というのは審査員に向けた演技なのに対して、後夜祭は家族や友達など知っている人が多いので、その人たちに向けた思いが強いです。学校にいると、「かすみってなにやってるんだろう」って分からないながらも、応援してくれる友達がたくさんいるので、いつも支えてくれたありがとうという気持ちが大きいですね。
那珂: お客さんには、やはり日頃の感謝や自分がやっていることを、その演技を見て感動を感じて貰いたいなと思います。 私達は大会をメインに練習しているのでつらいことのほうが多いんです。演技できるのは年に、三田祭・七夕祭・大会2回、あとはイベントがあればという感じで、5回くらいしかなくて。さらに1回あたり2分半しかなくて、何十時間何百時間も練習しているのに、結局見せる場面は限られているので、披露する場はすごく楽しいんですよね。すごくつらいことがあっても、達成感を感じられる時があるから頑張れるので、後輩には後夜祭はただただ楽しんでもらいたいです。なんのしがらみもなく、皆がわーっと言ってくれるのを楽しんで、大会までの励みにしてもらいたいです。あとは、私が今年渉外をやっていて大切にしているのは、たくさんイベントを受けることなんです。というのも、皆に本番強さを鍛えてもらいたいと思っているからです。大会は半年の想いを2分半にぶつけて、その時にすべての成果を出せなければ意味がないので、楽しい場面でもノーミスにこだわって、いつでも全力を出せる力を感じて貰えたらいいなと思っています。そういう意味で、後夜祭でも演技の質にもこだわっていきたいと思いますし、皆にもこだわってもらいたいなと思っています。

野村: あとは、三田祭の構成も振付を考えてくれる子たちがいて、三田祭用に観客がわくような演技を考えてくれるんです。それも、ゼロから一を作り出すのですごく時間がかかっていて、担当の子への感謝の気持ちも大きいです。あいりっていう子が三田祭の振りを考えてくれているんですけれど、「この曲のこの部分であの技をやったらいいんじゃないか」というみんなが沸くための戦略をずーっと考えてくれているし。
那珂: すごい大変だよね、構成を練るのはね。
野村: そうだね。構成を考えてくれる子に対して、ありがとうという気持ちでやっているところも大きいです。構成担当の子は立場上、練習でできなかったら怒ったりすることもあるので、本番は笑顔で終わってほしいなって思います。

―なるほど。たくさんの方へのいろいろな思いが詰まった後夜祭になりそうですね!楽しみにしています。本日はありがとうございました!