Vol.4

Michael Jackson Club

Michael Jackson Club代表 高多良弥

圧倒的なスキルと情熱でサークルの柱となっている高多さん。
意外にも、後輩達に求めるのは技術力ではなく別の部分にありました。
後輩、観客、そしてマイケルジャクソンへの愛に溢れるインタビューです。


サークルのためにも、まずは自分のスキルアップを


―今日はよろしくお願いします! 先ほど練習を見させていただきましたが、とてもアットホームな雰囲気でしたね。そもそも高多さんがマイケルにはまったきっかけは何だったのですか?

高多:きっかけはマイケルの「BAD」です。母が昔YouTubeで見ていて、それを見たときに雷が落ちました。絶大なパッションが伝わってきて、こんなに魂を込めて歌って踊る人がいたんだと衝撃を受けましたね。それで真似してみようと思いました。それが中学一年生の時です。

―そうだったんですね。普段の練習メニューは高多さんが決めているのですか?

高多:僕から提案をして、みんなにこういうのはどうって聞いています。基本的には、僕の意見を通すというよりみんなの意見を僕が聞いています。1人で考えるより、5人いれば5倍のアイデアが出ると思っている。なるべくたくさんの人にアイデアを出してほしいと思います。

―サークルを設立したのも、圧倒的なスキルをもつのも高多さんだと思います。チームを率いる立場として後輩を指導していくのはやはり大変ですか?

高多:僕は自分が成長している姿をみんなに見せるのが一番効果的だと考えています。だから自分の実力を上げることを最優先にしています。結果的にその姿を教えるという。みんなに教えてみんなにできるようになってもらうのも大事ですが、自分でやって自分ができる感覚を持ってもらうことを大事にしたいです。背中で教えるっていうことですね。だからただひたすらマイケルを目指そうと考えています。

―後輩はそれについてきてくれますか?

高多:後輩も僕の姿を見て頑張れると思うので、後輩にやたらと教えても僕が伸びなかったら信頼につながらない。自分が伸びることは彼らにとってもプラスだと思っています。

―今年で高多さんは卒業されますね。来年以降のMJクラブについてはどう思われていますか?

高多:実は去年くらいまでは不安だったんですね、このまま続くのかなって。でも、1年生も見ていて頼りがいがあるなと感じてきたので、続けられるだろうなと。僕が持っている知識やノウハウは今のうちに伝えておきたいです。思うのは、MJクラブは結構変わると思います。今は、Michaelを忠実に再現という感じだけれど、新しいことを色々考えて、クリエイティブになっていくと思います。期待しています。彼らがどうするのかを見守っていきたいと思います。

―引き継いでほしいというよりは、みんなのやりたい形で進めてほしいということでしょうか?

高多:そうですね。指針は示すんですけど、あとは自由にやってっていう感じです。絶対こうあってほしいというよりはみんなに任せています。それだけ信用しているという。

―ご自身で作ったサークルで、思い入れも強いと思います。変わらないでほしい部分はありますか?

高多:感動を与えられる団体であってほしいと思います。その信念を変えずにいてほしい。愛。マイケルの言葉にも“It’s all about love”ってあるんですね。それを守ってくれればと思います。


"It's all about love"

―MJクラブにしか伝えることのできない強みは何だと思いますか?

高多:愛です。それはMichaelに対する愛もそうですが、普遍の愛ですね。日本語で言うと固いんですけど、愛ってもっと幅広くあるものだし、それをダンスで伝えていきたいです。

―普遍の愛?

高多:お客さんに対しても、メンバーに対しても。すべての人への愛です。それをパフォーマンスを通して伝えることができるのがMJクラブだと思います。

―深いですね。このような抽象的なパッションを挙げられる団体さんはあまりいないと思います。

高多:ダンスは下手でもいいと思うんです。ダンスのクオリティが低くても、そこから愛を感じることができればお客さんは感動すると思います。マイケルの持っていたパワーを、感じさせてくれた普遍の愛を受け継ぎたい。マイケルのダンスは普遍の愛を感じさせてくれるので。

―そういえば先程の練習でも、後輩のいい所をたくさん見つけて伝えているなと思いました。

高多:普通にできているのになんでみんな言わないんだろうと思います。せっかくできている点があるのだから分かっていたほうが良いし、分からないと不安になってしまう。それに気づかせるのが僕の務めだと思います。本当にいいと思ったところを純粋に褒めているだけなんですけどね。


観客にハイになる感覚を味わってほしい

―今年の後夜祭はJADEさんとのコラボステージ「BAD」ですね。期待していることや楽しみにしていることは何ですか?

高多:これは技術的なことなんですけど、今年の後夜祭ジェットスモークが使えるんですよね!BADとジェットスモークってすごく相性がいいので、それがすごく楽しみです。

―JADEさんもクオリティが高いダンスサークルだと思います。練習はどうですか?

高多:ちょっと緊張します。(笑) でも、JADEの皆さん本当に優しいので。

―後夜祭は3000人程の観客が集まりますが、ステージで見られる立場として、意識されていることはありますか?

高多:「全力の」愛ですね。みんなでハイになる感覚を体験してほしいんですよ。曲にもよりますが、BADはハイになる曲だと思うので。僕も含めて3000人でハイになりたいですね。ダンスを見てほしいというより、マイケルを通してハイになる感覚をみんなに知ってほしい。僕と同じようにマイケルからその感覚を感じ取っている人と共有して、一緒に伝えていきたいです。

―マイケルから感じたものを全力で伝えていく姿は、まさに今年の後夜祭テーマにある「好きなことに全力をかける塾生の姿」ですね。

高多:「好き」という感覚は伝わると思うし、何か好きなことがある人はそれを全力で伝えることをぜひしてほしいと思います。みんな諦めてしまうのはもったいないから。いくらでもチャンスはあると思うので。

―それだけ好きなことを実際の行動に起こせるのはすごいことだと思います。後夜祭本番まで残り三か月ですが、どのように過ごしていきたいですか?

高多:もっともっとマイケルの研究をしていきたいですね。マイケルダンスは10年くらいやっているのですが、学べば学ぶほど意欲が湧いてくるんですよ。彼のダンスはそれだけ人間の本質をとらえていて、感動そのものとさえ思える。研究をしててもまだまだだなって思います。どんどん面白くなる。本番当日に「気づいた!」となることも多いので、直前まで気付きをためていきたいです。

―では最後に、後夜祭への意気込みをお願いします。

高多:「全力の」愛を届けます!!