Vol.8

放送研究会

写真左から、武内康太(代表/3年) 浅野陸(2年) 平方春佳(2年) 安延爽加(3年)

幅広い知識と技術を武器に様々な場面で活躍する放送研究会。
裏方としてステージを支える姿には、彼らにしかない輝きがありました。


アナウンス、音響、番組制作をオールマイティにこなす


ー今日はよろしくお願いします。放送研究会さんには今回MCとして後夜祭に出演していただきます。みなさんはアナウンス専門で普段から活動されているんですか?

武内:司会をする人もアナウンスをする人も様々いるんですけど、放送研究会は全員が全ての業務をするというテーマがあります。全員がすべてを勉強することが可能なのが放送研究会なので、ここにいる4人全員が音響もしますし、映像も最低限作れますし、アナウンスも最低限することができる。

ー全員がオールマイティに?

武内:そうですね。得意不得意とか好き嫌いはあると思うんですけど、基礎の基の1個手前くらいはできるので、僕だけではなくみんな裏方も出役も両方できる可能性がある。その中で自分の好きなことを伸ばすという感じですかね。

ーそれは入った時に研修があるんですか?

武内:研修というより、やりたい人はやろうよ!という感じでやってますね。わかりやすいものでいうと野球の早慶戦の音響はみんなでやるというのが一つのテーマなので、スピーカーやマイクをどのように扱うかは皆で勉強したりします。


積み重ねた経験を糧に

ー様々な活動の場があると思うのですが、特に大変だった経験はありあすか?

安延:アイスホッケー早慶戦のアナウンスです。ルールや専門用語を前日までに調べて理解しなければならなかったので、毎年の録画されているビデオを見つつ覚えるのはとても大変でした。

ールールを知らないスポーツでも担当することが多いのですか?

安延:そうですね。あとはレガッタ。あれも結構大変でした。私には難しかった。

ー何がどの様に難しかったのですか?

武内:無線しか情報がなかったんだよね。

安延:映像が見えなくて、無線で伝えられた情報を頼りに実況しなければならなくて。あれはぶっつけ本番ではできない、きちんと下準備をしていたからこそできました。経験を活かしてやった現場だったと思います。

平方:私が一番大変だったことは、1年生の最後に1年生だけで作る「1年生発表会」です。私は運営の委員長を務めたのですが、場所取りから機材の設営、進行の手順などを1から作り上げることを任されて。先輩たちが代々使って残してくださる「放研ノート」を頼りに、自分たちの手で舞台を作り上げていくのはとても難しかったです。ただその分、頑張ったからこそ感じられる達成感や充実感は感じることができました。

浅野:大学入ってすぐの野球の早慶戦の準備が大変でした。1ヶ月基本的には全参加で毎日やるっていう業務があって。怪我をしない為にジーンズで学校に登校しなければならないルールもあって、汗かきながら機材を運んで、すごくその期間は辛かったです。でも、半年経った秋の早慶戦で野球部の人が引退するってなった時に、この人たちのためにやって良かったなと思える様になりました。なんだかんだ全員、辛かった思い出も良い思い出に変わる瞬間に携われているのが良いです。

武内:早慶戦の話が出ましたけど、試合の翌日に関係者の集まる会があって、僕は放研から代表として行かせてもらいました。野球部や應援指導部の方と話す機会があったのですが、その時に本当に感謝していただけて。應援指導部や野球部の方って、側から見てもすごく頑張っているじゃないですか。こんなに熱量を持っている人たちと一緒に場を作ることができていたということに改めて気付かされて、感動してしまいました。


温かい人間関係こそ、続けられる理由

ー我々三田祭実行委員会にも共通して言えることなのですが、放送研究会さんのお仕事は、輝いている人を裏方として支えるという部分が大きいと思います。その中で、どういったことをモチベーションにしているのかお聞きしたいです。

武内:僕はいい人たちに恵まれていたので続けているというのがあります。いい人っていうのは、同期はもちろん、後輩先輩が多いんです。その人たちに感謝されるなら今の任されている仕事も頑張ろうと思えますね。

浅野:全部が楽しい活動なわけじゃなくて、時には何でやっているんだろうと思うこともあります。でもやめる理由を探しても見つからないし、活動を乗り越えたことによって自分の安定的な成長を得られることもあるので。発表会の準備ももちろん大変でやめたい時も多いんですけど、見に来て下さった他大の方による講評とか、温かい言葉が力になっていることが多いです。

平方:私も人がいいという単純な理由なんですけど、元々は放送研究会だからアナウンサー的な何かができるのではないかと思って始めました。入ってみたら正直なかったんですけど。大学生活で一番密接なコミュニティが放送研究会でできてしまったんです。そこから抜けたくないというのが今続けている理由になります。

安延:放送研究会って他企業からの依頼も受けるんですね。普通の学生生活なら会えないような人たちに関わったり、会うことができる。そのことが自分の中で楽しくて大切にしています。依頼された司会が終わった後に「また来年もお願いします」のような言葉をかけられた時は結構嬉しいです。この言葉を言われたいから頑張ろうと思えます。


放送研究会を背負って臨む後夜祭

ー今年の後夜祭テーマ「光り、惹かれて」には、後夜祭で光り輝く塾生の姿を観客に観てもらい、憧れを抱いてほしいという思いが込められています。そこで、逆に皆さんが憧れる人や理想のMC像みたいなものがあれば教えていただきたいです。後夜祭でMCをしていただく浅野さんと平方さん、いかがですか?

浅野:僕は1年生の時に武内さんを見て、この人みたいになりたいと思って放送研究会に入ったんですね。

ー武内さん、何したんですか?

武内:必死に勧誘していました。

浅野:新歓の時に、色々な人がいる中でも印象に残っているほど、話を回すのも会話を振るのもお上手だったんです。まるで数年前からの知り合いかと錯覚してしまうほど。これくらい自分も話せるようになりたいと思って入部を決めました。

ーそうだったんですね。平方さんはいかがですか?

平方:なりたい像としては、2年生だからしょうがないと言われることだけは避けたいです。学生のレベルを超えて、頑張りたいと思っています。

武内:平方は自分でMC原稿を作ったりしていますけど、自分の好きなことを話している時の輝きはすごく魅力的で、輝いているなって思います。とても心強い存在です。

安延:先輩として、二人には頑張ってほしい。とても楽しみ!

ーでは最後に、後夜祭への意気込みをお願いします。

平方:学生のレベルだからそんなものかと言われたくない。学生だけどあんなにできるんだと言われる司会を務めたいです。そのようなパフォーマンスができるように頑張ります。

浅野:三田実(三田祭実行委員会)の方が後夜祭をどれだけ重く見ているのかというのを、説明会を聞かせてもらう中ですごく理解しました。一生懸命やっている人たちの足を引っ張ることはしたくないし、放送研究会に頼んで良かったなと思われるようなパフォーマンスをできたらいいと思います。

安延:今回は、この二人がやるMCによって放送研究会のアナウンス力が判断されます。それは、どの依頼でもあることだとは思うんだけどね。今回の依頼は、放送研究会内の中でもアナウンス力があって司会がバッチリ務まる人に頼もうと思いました。この二人ならちゃんとやってくれると思います。

武内:僕が司会をやるときは、影の人になりきることを意識していました。自分がこれしたいとかこれがおもしろいからやりたいとかっていうのは違うのかなと思っていて。あくまでも出てくれている団体をいかに盛り上げるかがこの二人の役目だと思います。二人で影として、脇役として盛り上げてほしいです。

ーありがとうございました!